こちらが昨日ブログでお話しした日記になかったスクラップブックの記事です。
全く書いていないわりにはちゃんと朱墨で囲っていて
誤字も書きだしているのですが…
こう見ると、新聞の紙の色はこんなに褪せているのに
朱墨の色が全然変わらないので朱墨ってすごいですね。
この1973(昭和48)年は、
「虚碧生誕百年祭」と銘打って大々的な展覧会が開かれていました。
その実行副委員長を大暁が務めていたので
この時はかなり精力的に碧梧桐について執筆していたようです。
新聞については全く書いていなかったのですが
この展覧会のパンフレットと思われるものの文章を書いたらしく
(パンフレットかどうかは推測です。本人は「六十頁の案内帖」と書いています)
頼まれてからは原稿書きに勤しんでいる様子が書かれてあります。
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この足跡を調べるようになってから大暁の執筆した文章を読むことが増えたため、
なんだかすっかり碧梧桐にも詳しくなってきたような気がします。
各所で撮影した碧梧桐の作品の写真をスクラップにしているものもあるのですが
本人の作品ではなく碧梧桐の作品であるということや、
所蔵されている方の名前が書かれてあることなどから
こちらでご紹介することができないのが残念です。
『愛媛』「碧梧桐の書と書論」(1964(昭和39)年9月、11月)
河東碧梧桐特集の『墨美』164号(1966(昭和41)年12月)
愛媛新聞『碧梧桐座談会』(1967(昭和42)年4月30日)
河東碧梧桐『三千里』上下巻、『続三千里』上巻(1973(昭和48)年~)