重要な大前提
さて、では、鑑賞するために必要なものって何だと思いますか?
「はじめに」の2つの投稿をすでに読んだ方には愚問でしたでしょうか。
鑑賞をするために必要なこと、というものはありません。
観て好きか嫌いか、それだけでもう鑑賞なのです。
ただ、鑑賞をするうえで役に立つことはあります。
それは、例えば審査の際に、審査員の先生方が何を見ているのかということです。
もちろん何もかも好みで決められているわけではありませんから
見るポイントというのがいくつかあるのです。
それは、文字の形、コントラスト、線質です。
これは書写であっても創作作品であっても変わりません。
これに書写の場合は「学習指導要領に定められた書き方」というのが
追加されるだけのことです。
書写は基礎ですので、基本的な形の取り方や筆の使い方ができているかどうかは
ベースとして審査の対象となります。
そういう目線で作品を観ていくと、
また新たな発見があるかもしれません。