目次

0.はじめに

 書とはなんだ?

 思い立ったきっかけ

1.鑑賞するために必要な要素

 重要な大前提

2.文字ってなんだ

  文字というもの

 文字の崩し方

3.紙の白と墨の黒、そして印影の朱

 空間芸術 

 

 

 

4.線を引くということ

 線質

 かすれ

 2度書き

5.まとめ

 さいごに

【参考書籍】

「書道鑑賞入門」 上田桑鳩 著 昭和38年 創元社

「書道鑑賞手帖」 近藤高史 著 昭和58年 木耳社

「入木抄の研究」 伊藤緑苔 著 昭和40年 中部日本新聞社

「書道の知識百科」 古谷稔 監修 平成8年 主婦と生活社

「毎日書道講座 12 書の鑑賞」 山崎大抱 編 1990年 毎日新聞社

「美と芸術の理論」 深田康算 著 昭和46年 白凰社

「日本の遊印」 高畑常信 編 昭和58年 木耳社

「現代書道全集 別巻Ⅱ 名跡鑑賞」 講談社

「書の見方: 日本の美と心を読む」  名児耶明  著 角川学芸出版

【書の鑑賞】文字ってなんだ②

目次はこちら>>

文字の崩し方

最後に、これは必要なことというわけではありませんが、ひとつ付け加えます。

というか、専門家だとこれは絶対必要だと思う方は多いですし、

もし専門家になるなら、必要な要素です。

それは、文字の崩し方です。

書写の範疇でも、中学生からは行書が出てきます。

審査をする場合一般的な行書の書き方については当然知っておかなければなりませんし、

高校生以上も指導する場合は、

一般的な草書の書き方も知らなくてはなりません。

くずし字の覚え方は、文字はパーツとして考えます。

例えば、「椿」という文字であれば

「木」と「春」とに分けられますよね。

この時、偏と旁は上下左右どこにおいてもかまいません。

木が春の右にあっても上にあっても下にあっても

それはかまいません。

ただ、「木」と「春」が必要だってことです。

そして、木と春の崩し方はルールがあります。

ルールがあるのは、前述のとおり文字である以上読めなければならないからです。

そうすれば、ひとかたまりの文字の中に

何のパーツがあるのかを見れば

おのずと何という文字を書いているのかが分かるというわけです。

そうすることによって、

作者がなんでこんな書き方にしたのかな、と

鑑賞の幅を広げることができます。

文字の崩し方のルールは、

基本的には臨書をすることで一つ一つ覚えていくというやり方が一般的ですが

そんなことチンタラやってられるかい、という方には

くずし字の字典を見たり、

字体字典を見たりすることをお勧めします。

私は真草千字文の臨書が好きなので

千字文で大半覚えたと思います。

パーツごとの崩し方を少しずつでも覚えていけば、

組み合わせた漢字が全部読めるようになっていきますので

美術館や博物館で読める字が増えて楽しくなりますよ。

【67回学生展】盛会のうちに終了いたしました!

第67回愛媛県学生書道展は昨日表彰式が行われ、

盛会のうちに閉展いたしました!

今年はのべ1200人以上の方にご来場いただき、

用意していたクリアファイルが最終日昼過ぎには無くなってしまうという大盛況でした。

受け取れなかった方、ごめんなさい。。

ご協力いただいた皆様、ご来場の皆様、ありがとうございました。

受賞された皆様、おめでとうございました。

また来年もよろしくお願いいたします!

【学生書道展】会場の動画

人がいない時間に、会場内を一周してみました。

ちょっとぶれているのですが、こんな感じです!

たくさんの作品の中から自分の作品は見つけられましたでしょうか?

雰囲気だけでも伝わると嬉しいです。

今回の学生展での楽しみ方①

今回の学生展では、新しい試みとして、

愛媛県知事賞、愛媛県議会議長賞、愛媛県教育委員会教育長賞の皆様の作品の下に

↑こんな風にQRコードのついた紙を貼り付けています。

お手持ちのスマホをかざしていただくと、

その作品に対するコメントを見ることができますので

それぞれの作品の何が評価されたのかを見て勉強できます★

第67回愛媛県学生書道展の搬入が完了いたしました!

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本日無事に第67回愛媛県学生書道展の搬入が終了いたしました。

今回展は本館2階特別展示室にて行っております。

いつもより場所が狭いということもありますが、

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ぎっしり!と作品が並んでおります!

愛習研スタッフ一同がんばって展示してきましたので

ぜひとも観にいらしてくださいね。

今回は

↑こんな感じの顔出しパネルも用意しております。

ご自由に使っていただいて結構ですので楽しんで使ってください★