実を言うと、いったい何がどうつながってこの雑誌なのか
全然分かっていないのですが、
昭和51年2月2日の日記に
「筏で松本松吉氏に会う。絹小路の推薦文が「酒」という本に出た。
昨年小生が原稿を書いたものである。」
というのが突然出て来て、
慌てて前年の日記を見返すもそんな記述が無いため
いったいいつ書いたのか、どういう繋がりなのか謎です。
ただ、ありがたいことに家に雑誌は保管してありました。
雑誌のたぐいは今探そうと思ってもなかなかないのでありがたいです。
たしかに文言は大暁が書いているようなのですが
この写真………みなさまはどう思われますか?
写真の写り方かもしれませんが大暁に見えないので
一応念のため両親にも聞いてみましたが
やはり「違うと思う」とのこと。
体格はそれっぽいんですけれど、
そうなるとこの右側の方は一体誰なのか…?
そもそも本人も「推薦文が出た」と書いているだけで
写真が載ったとは書いていないんですよね。
うーん、どうなんでしょう。
.
「書家酒豪大会大阪場所」(『習字』1967(昭和42)年5月号)
にもあります通り祖父大暁はお酒が好きだったので
そういうお酒の席での繋がりや人脈で
この推薦文が掲載されるに至ったのかもしれませんね。
よく一人でフラッと飲みに出て、
行った先で誰かと会って話す、ということがよくありました。
それが情報源となって現状を分析するとか、
愛媛・松山に来てくださった方を案内するための顔つなぎ、
という面もあったのかなと思います。推測ですが。
.
この「酒」という雑誌は佐々木久子さんという方が編集長をなさっていた
お酒専門の雑誌です。(1997(平成9)年に休刊しています)
佐々木さんはお酒の本も多数出版されていて、
家にある本には大暁へのメッセージのあるものもありました。
表紙と裏表紙です。
昭和57年のようなのでこの「酒」という雑誌よりは随分後ですが、
何かしらのお付き合いはあったようですね。
こういうサイン本?は本を開けてみないと分からないので
本棚にたっていて「お、読んでみようかな」と手にとると
急にサインが出て来て驚きます。
本からも大暁の人生の歴史が感じられて
親近感も突然出てくるので不思議です。