伊予市中村に、伊予市立北山崎小学校があります。
この北山崎小学校の正門の文字も沢田大暁が書いています。
沢田大暁略歴にも書いてありますが、
大暁の教員生活の始まりは、道後小学校への赴任でした。
つまり、最初数年は小学校の教員をしていました。
その後愛媛師範学校(今の愛媛大学)の助教授になり、
終戦後、退職して松山東高校の教員になりました。
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多分こういう経歴も影響していると思うのですが、
習字誌でも、高校だけでなく小中学校の教員や大学教授と一緒になって
書教育をやっていこう、という姿勢が一貫して見えます。
基本の筆使いには特に厳しく、
基礎がなってないと思ったらバッサリ切り捨てるところもありました。
(まぁそのあたりは芸術家っぽいかもしれませんね)
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この北山崎小学校には親しくしていた教員仲間がおり、
毎年小松で行っていた書道コンクールには一緒に行くような間柄でした。
小松の書道コンクールについてはまた別で書きますけれども、
10年以上行っていたのできっと参加したことがある方もおられるでしょう。
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その北山崎小学校から依頼されて
昭和41年に学校の正門の文字を書いたようです。
記録には「看板」と書いてありました。
児童、生徒として通っていた時は正門って見ながら通っていなかったですけど、
毎日通う子供たちを出迎えて、見送っているんだなと思うと
なんだかすごく大切なものに思えてきますよね。
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