この新聞記事については、
『習字』誌で『読者のひろば』コーナーが始まった時に
第2回で登場したのでご存知の方は…あまりいないかもしれませんね。
なにしろそれでももう10年以上前の話です。
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サンケイ新聞に掲載されたこの記事は、
この両脇に名前がたくさん書かれてあったので、
多分広告として出したものかな?と思います。
文章は『習字』昭和56年1月号にも掲載されていました。
なんだか難解な感じの文章なのですが、
結局のところは
古典も臨書をすることで法帖の心に触れることができる
ということと、
自分の感動を表現する手段として、
過去の感動を表現した手段を土台に
現代の要素や個性をを自分なりに加えていくことが書である
ということかなと考えました。
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こういう書に対する考え方を書いている文章は
昔からずっと一貫して同じ信念を持っており、
生涯変わらなかったんだろうと思われます。
自分の心が動いて作品ができて、
そしてその作品がまた誰かを感動させる、というのが
芸術ってすごいなと思うところですよね。