我が家には古い本がたくさんあります。
和綴じの本も沢山あって、背表紙が無いので
正直本棚に置いてあっても何の本か全然分かりません。
競書雑誌とかもいろいろな種類があって、
『奎星会 書友版』とか、『書藝なにはづ』とか、
五禾書房の『書道』とかもありますし、
書道雑誌だと、『墨』もありますが
『書品』『墨美』『書道芸術』など
なんやかんや古いものがたくさんあります。
この前『松山百点』創刊号(1965(昭和40)年3月号)をご紹介する時
愛媛県立図書館で写真を撮りましたが家に帰るとパッと見つかりました。
こういうの、何度もやってます。
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さて、そんな我が家にあっても昭和10年代の本はけっこう珍しいです。
こちらは『新選 歴史精図』という本で、
おそらく社会科の資料集だと思われます。
昭和13年のもののようです。
しかもこの図版の中身は80年以上経っているのにカラーできれいです。
資料として貴重だなと眺めながら感心してしまいました。
書道に関係ないことですので単なる個人の感想なのですが
年代のわりにあまりにもきれいなのでご紹介しました。
横書きの文章を右から左に読むことや旧字体に抵抗が無い方なら
多分かなり面白いと思っていただけるのではないでしょうか。
こういう教科書で勉強していた時代があったのだという
一つの資料として貴重だと思います。