小池邦夫先生の訃報に接して

小池邦夫先生が亡くなられたニュースを今日拝読して

昨年本当にお世話になったことに今また感謝しています。

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私が記念誌を作成しようと決めて小池先生にご連絡した際、

実はすでに先生は御病気で闘病しておられました。

「公表はしてないんだけど、もうかなり悪いんだよ」

とおっしゃっておられましたが

写真のようにお手紙もくださいましたし、

お電話もくださって励まして頂きました。

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今年になってからお送りしたお手紙に返信がなかったので

お悪いのではないかと心配していました。

昨年の70周年記念誌がなければこんなご縁もなかったと

今改めて行動して良かったと思っています。

ご本人の口からお話を伺えた事は宝だと思います。

これからお聞きすることができないのは本当に残念で寂しいですが

励ましてくださったお手紙の言葉はずっと残ります。

ありがとうございました。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

南海放送『サンデー9』(1973(昭和48)年2月25日)

大暁は愛媛県の地元テレビ局南海放送に出演したことがあります。

昭和48年にはまだ家庭用録画機が普及しておらず、
(調べたところベータの登場は1975年、VHSが1976年のようです)

南海放送に問い合わせをしても今はもう保存していないという返答で

諦めておりましたが、

ある方がなんとその時の放送を写真に撮って下さっており、

それを頂くことができました!!

本当にありがとうございました。

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1月22日(月)
南海放送の土居放送部長が訪ずれて来る。
来る2月26日(※原文ママ)の碧梧桐生誕記念日に一時間テレビに出て欲しいとのことで打合せに来る。

実際の放送は25日でしたが、この時日記にはこんな感じで書かれてありました。

ちなみに生放送ではなくて録画放送だったようです。

2月13日(火)
土居南海放送事業部長が来る。
来るサンデーナインに小生が出る件につき打合せがあった。碧梧桐を中心にして其の間に生徒の習字を入れる。

この日記をただ読んでいると「どういう番組??」となりますが、

一時間の長丁場となると

途中で目線を変えるものが必要だったのかなと思います。

2月21日(水)
午前中は俳句の選出に努力した。明日放送する(※原文ママ)碧梧桐の俳句について十句選ぶ。
なかなかむつかしい。時代時代の特徴をつかまないといけないので…

2月22日(木)
南海放送にて録映。
10名の生徒の習字とか作品批評とかが主で碧梧桐は時間が少いので自分としては不満であるが…

時間の配分についてのようですね。

今であれば編集でいろいろ時間の配分は変わる気がします。

当時はどうだったんでしょうね。

2月25日(日)
南海放送サンデーナインに出る。
午前九時から一時間南海放送にてサンディーナインの番組があり、それに小生が碧梧桐(明日が生誕百年)のことと、県下から集めた十名(東中南)の小中学生の画仙紙への書写、県下から集めた習字作品の陳列、小生の批評などを放送する。
よく出来ていたようだ。

ブラウン管のテレビが懐かしいですね。

左から一枚目は、以前ご紹介した

松山東高校内『明教館』にある『六曲屏風』(1951(昭和26)年)

です。

真ん中と右側は大暁の写真です。

番組の様子が分かりますね。

クリックするとちょっとだけ大きくなります。

2023/04/12追記

1枚追加で頂いたのでこちらもご紹介しておきます。

※クリックすると大きくなります

松山北高校に寄贈した『閑吟』の作品のようです。

沢田大暁の足跡一覧にもどる

松山東高校内『明教館』にある『六曲屏風』(1951(昭和26)年)

松山北高校『閑吟』(1969(昭和44)年7月)

【学生書道展】筆まめチョイスについてnoteにアップしました!

↑弊社マスコットキャラクター「筆まめ小僧」

明日(もう今日)から愛媛県美術館南館で
第70回愛媛県学生書道展が開催されます。
その中で、2年前から始めた企画である
「筆まめチョイス」があるのですが
それがどういうことなのか説明したnoteの記事をアップしました。

創業者澤田大暁の教え子の中に
絵手紙の小池邦夫先生や墨絵イラストレーターの茂本ヒデキチ先生がおられることからも分かるように、
そもそも大暁は複数の評価軸を持って作品を評価することができる人でした。
その理念を受けついで、2年前から始まった「筆まめチョイス」を
御来場の皆様に楽しんでいただけたらと思っています。

そして!選ばれた方は賞品がありますので
受付にぜひ申し出て下さい☆

リンクはこちら↓

https://note.com/aishuken/n/ncea5e8bc9519